9月8日 くもり
インターン先の施設が障害者を扱う施設ということもあり、今日は施設の仲間たちとともに車椅子バスケットボールを観戦しにいきました。ドイツ対アメリカの試合だったのですが、ラッキーなことに前方5列目ほどにドイツのサポーターが10数人陣取っており、ことあるごとに「ドイッチェランド!ドイッチェランド!」の歓声。ドイツコールを北京できくことになるとは予想していなかった分、新鮮でした。前方の顔を赤らめたドイツ人男性が「うーうぁ!」というあまりテンションの上がらないかけ声を共に後列の私たちにウェーブを促します。ノリの悪い自分は手をひざから数センチのところでムズムズさせていると、前方のドイツ人軍団の中に1人の義手をはめた姿が目に入りました。よく見ると一人ではありません。程度の差はあれ、2、3人。彼らには上げたくても上げる手がないのです。かわいそうとか、自分に手があってよかったとか、そういった感情をすべて乗り越えたものがそこにはありました。事実、パラリンピックが毎回すばらしいキャッチコピーをつけても、心の中でいくら声高「One World, One Dream」を叫んでも、事実、二の腕から下の無い青年が、そこにいるのです。彼らの心の強さとは対照的な小さな気恥ずかしさから両手をあげない自分を尻目に、彼は力いっぱい笑っています。自分が今まで見えていなかった「強さ」を胸に笑っています
2013ワイルドアースな夏が来る!
11 年前
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