実は土曜日に帰国していますが、記憶の続く限りもう少し中国関連のことを書きます。
北京の街で顔見知りに朝、もしくは昼時に会うと「ニーハオ」の次に良く耳にする言葉が、「チーラーマ?」です。 中国語初心者の自分でもこのあいさつは聞けばすぐに理解できました。ただ何事もそうですが背景を知るともっと引き込まれます。「チー=食べる、ラー=動作が完了したこと、マ=語尾に付けることで疑問を表わす」合わせて「チーラーマ?食事はしましたかorご飯食べましたか?」
ここで、「はい、食べました」というと、大体その食事で何を食べたか、おいしかったかなどの会話に移ります。「いいえ、まだ食べてません」というと、仲が良ければ食事に誘われたり、おすそわけなどをしてもらえたりすこともありますが、英語のHow are youと近いニュアンスであまりその疑問自体に深い意味は無いような印象を受けました。
この挨拶、元々は1978年の改革開放政策以前の、中国市民が満足に食事をとることが出来ない時代の名残だそうです。つまり定期的に三食食べることのできる人口が当時は少なかったがために、この一見自分の目には当たり前or意味が無いことのように思えた質問が成立するわけです。
それではわれらが日本はどうでしょう。「すいません」もよく日本人を典型的に表す言葉に登場しますが、大学生の自分としては普段自分の生活でしょっちゅう耳にする言葉、「おつかれ」を例にしてみます。すれ違いざまに友人に「おつかれー」別れの挨拶にも「おつかれー」。 日本人はそんなに疲れるのが好きなのでしょうか。
そんなはずは無いと思いますが、頻繁に登場することは確かです。
この言葉の使い方は人それぞれだと思いますが、自分にとっては2限(10時40分開始)に大学に来て1時間半の授業を2つ3つ出席した程度で「お疲れ」は、そりゃないだろと感じます。ましてや決して人のことは言えませんが、寝ない学生がどれだけいることか。
それでも相手の日々の苦労をねぎらう「お疲れ」は頻出ですし、実際僕も使わない日の方が珍しいです」
ところ変わって自分の住んでいたい米国西海岸では、皆さんご存じの「How are you? →I'm fine. Thank you」です。そんなにアメリカ人は相手の機嫌を知りたいのでしょうか。
これもそんなはずはないでしょうが、決して彼らのライフスタイルと無関係ではないように思います
「そうだったのか」と思った瞬間の何とも言えない気持ちは、みんなに知ってほしいと思います。
僕はこれを一人で新聞を部屋で読みながら「へー」といいました
2013ワイルドアースな夏が来る!
11 年前
2 件のコメント:
先程、帰宅時に近所の中華料理屋さんを通りかかった時に丁度仕事を終えた中国の方が出てきました。
“シンクラー”との言葉と共に店を出てきたのです。その後は日本語を話していました。
“辛苦”の漢字がこれに相当するのでしょう。
3点程。
1、彼の地に言っても使い続ける挨拶語はあるのでしょう。
2、今の学生にとっては勉学も“辛苦”なのでしょうか。
3、WASPが頻繁に使う“How are you?”は警戒心を解く/測る為。“What's up ?”は警戒心とは無縁の黒人間にて頻繁に使用。
(この意見って 極論、偏見?)
コメントありがとう
昔は知りませんが「大半の」学生にとって勉学は辛苦に感じられているように見えます。
もちろん例外もいます。そして僕にも辛苦に感じられるカテゴリはあるけれど。回りの人たちはそのカテゴリが圧倒的に広いきがします。
3に関してはWASPの方々やブラックアメリカンと長い付き合いをまだしていないので、もう少し経験を積んでからまた話します
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