2008/08/23

ボランティアにも助けられて

早いもので、ついこの間始まったと思っていたオリンピックも今日と明日の閉会式を残すのみと
なりました。といっても普段の生活を送る分には北京の町はあまりオリンピック一色といった感じも
なく、職場の同僚もいつもと比べて静かなくらいだといっています。普段の雰囲気を知らない自分は
その点についてはわかりませんが、このオリンピックに伴って大増員されたという市内のボランティア
たちにはもしかする普通の観光客以上に助けられています。日本でも見かけによらず?抜けている
自分は、先日地下鉄の駅に携帯を忘れるという失態を中国に来てまで犯してしまったのですが、
翌日違う駅の通訳のボランティアに手助けしてもらいながら奇跡的に見つけることができました。
見つかったとわかったときにその時助けてくれた数人も共に喜んでくれたことで心がほっこりしました。
話はオリンピックに戻りますが、町は静かといってもテレビなどのメディアの盛り上がりは対照的です。複数のチャンネルでの同時放送はもちろん、連日オリンピック関連の番組が続きます。
テレビからでもメダルを取って涙する選手、一つの「国」を背負うという期待に、時にはプレッシャーに、崩れ落ちたり、歓喜したりする選手たちを見ていると、彼ら一人一人のストーリーが、それぞれ
の形で一つの終わりをつけるその瞬間を見ているようでなんともいえない気分です。うまく
言葉にできませんが、刺激されることは確かです。
こんな風に自国の、時には他国のアスリートの最高に光る瞬間を目にした世界の子供たちが、また
そのスポーツを始めてここまでオリンピックが続いてきたのでしょうか・・・

明日はこの雰囲気を感じに、チケットも持たずに鳥の巣に行ってきます!

2008/08/17

オリンピックとフートンと 

夏休みの間インターンをしているNGOでの第三週を終えました。先週の金曜はオリンピック開会式のため研修先が休みだったため、一週間フルに働くのは今週がはじめてでしたが、慣れも大きいせいか体力的な疲れはあまり感じない。でも新しい環境での生活はやっぱり精神的にちょくちょく気を使うことが多いです。普段、日本で何気なくやり過ごしていたこと、バスに乗る、レストランに行く、何より普通に話すことに少しずつ神経を使っている気がします。もちろんその一方で普段なら見過ごしてしまうようなことに気づかされることも多いです。今ではガイドブックにも少しずつ掲載されるようになってきているので知っている方もいるかもしれませんが、フートンと呼ばれる裏路地に入ると、華やかで便利な北京のイメージとは正反対の地元の人たちの日常生活が見えてきます。彼らにとってオリンピックはどれだけの意味があるのか不思議に思えるほど、いつもと何も変わらないような生活を送っているように僕には見えました。
オリンピックと言えば、ついに先週オリンピックが開幕しました!開会式当日は街中で雰囲気を感じたい気持ちもありましたが、友人が我が家に来るとのことだったので無念のテレビ観戦となりました。しかし集まってきた友人が友人を呼び、結局集まった国籍はフランス、ベトナム、スイス、タイ、マレーシアと多国籍軍団となり、選手入場の際にはそれぞれの自国が紹介されるたびに歓声が上がります。(自分も日本の入場の際にはもう少し愛国心を出すべきでした笑)こちら中国でのテレビ局でさえオリンピック政治的側面が議論されていますが、こういったセレモニアルなイベントを見ると、そういった背景を一切無視して、アスリートたちの技術にひたりたくなる気持ちはみんなが共有している部分だと思います。

それでは再見!

2008/08/04

1st report from China

7月29日夜9時、初めての中国に降り立った。移動時間も3時間ほどで思ったより疲れることもなく到着する事ができた。北京について最初の数日間は曇りの日が続き、日本と違いあまり湿気を感じないせいか涼しく感じます。到着後3日目に初体験した北京の雨の日は、Tシャツでは肌寒く感じるほどで軽い避暑気分です。しかし予想通り戸惑ったのは中国語でした。大学での第二外国語もスペイン語の私は通じないものと覚悟はしていましたが、久々に痛感するコミュニケーションが出来ない、という辛さに最初の数日は本当に打ちのめされました。この個人的には異空間に等しい場所で、私は現地のNGOで2ヶ月間のインターンをする。うまくいかないことの方が多いでしょうが、世界共通の写真とボディランゲージを駆使して、充実した時間にしたいと思います。